TOEIC学習サイト

「実際に出題された問題」を共有します

【TOEIC公式】頻出単語集の発売決定から予測できること

テストに出た例文で学べる単語集

f:id:toeicer_samurai:20190409062934j:plain

発売が決定した。
これまで自分が活動してきたことが肯定されたように感じた。
やはり、出題される英文を知るというのはスコアアップに効果的であり、役に立つ。

ただ、公式が出版することに自分は危険を感じている。

公式が出す単語集の危険性

当然、勘づいている方はいるだろう。
これまで頑なに、問題を持ち帰ってはいけないという規則を敷いていたTOEIC公式が、頻出単語と共にテストに出た例文を出すのだ。
素直にスコアアップできる!!などと思わない方がいいだろう。
ある程度の売り上げを見込んでの出版なので、良本であれば確実に受験者のレベルが上がるだろう。

注意すべき点を整理したので、購入の際には注意して、様子を見た方がいいだろう。 

 

注意事項①
「良本すぎて、購入者と未購入者との差が大きくなる」

この現象が起こった時、TOEICは終わるとも自分は考えている。
そして、これは起こらないように調整されている断言できる。

なぜなら、TOEIC公式はTOEIC運営を続けていかなくてはならないからだ。
良本すぎると、受験者がどんどん目標点に到達してしまい、偏差値システムのせいでTOEICが崩壊し始めてしまう。

つまり、この本は初級者、よくて中級者までを狙った単語集に過ぎない可能性が高い。
高得点者が間違うポイント集なんかを売り出した日には、多くの方が9割以上のスコアを出してしまう。100問中90問あっているのに、400点以下といった時代に突入してしまう。

 

注意事項②
「PART7の重要ではない英文の単語が含まれている可能性がある」

1000単語という数は、PART1だけに特化すればPART1の完全攻略になってしまう。それはPART2も同様だ。
そう考えると、やはり単語をPART毎から抽出している可能性が極めて高い。さらに、そこまで重要ではない単語を混ぜ込んでいることも大いにあり得る。

以上のことから、ある一定以上のスコアに対するアップには直結していない本であることが予想される。きちんと内容を確認して購入した方がいいだろう。

 

注意事項③
TOEICの試験内容が大きく変わる」

本の内容次第では、試験内容が大きく変わる可能性があるだろう。
いわゆるバーゲンセールのイメージだ。
TOEICの試験は内容のレベル自体、英検には及ばないことは明確だ。社会的地位は高いものの批判されがちだった。
自分自身、TOEICが好きだし、問題視される試験レベルについても翻訳家になるような方でなければ、勉強材料には最適だと思っている。

だが、もしTOEIC運営側が社会的地位を危惧していて、試験内容を更新する予定だとしたら、公式頻出単語集が効果的な勉強教材ではなり得なくなる可能性がある。

数千円の単語集でTOEICが攻略できる訳はない。
このあたりをよく考えた方がいい。

まとめ

本書の内容を見て、難しい問題が含まれていて使える!!と思ったら、即購入し、即結果を出そう。
そして、TOEIC運営側がこの動きすら予測していて、本書を購入した次の試験内容が変わっているようだったら、恐ろしいと感じる。

そういった場合にも備えて、本単語集にだけ頼らず、幅広く学習することをオススメする。