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実際に出題された英文で学ぶ講義(6日目)「comfort」

TOEIC特別講義(6日目)

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実際に出題された英文

今回紹介する英文は王道中の王道である。新形式以前から現在に至るまで出題され続けている。自分はこの文法が好きすぎるし、何度試験会場で見たことか。
余計なコメントもしてしまったが、早速紹介する。

The employee must provide quality services to make the customer feel as( )as possible.

今回も空欄に入る単語がどんな単語か考えてみよう。名詞か?形容詞か?動詞か?

選択肢としては
(a)comfort
(b
)comfortable
(c)comfortably
(d)comforting


それでは回答を見てみよう。

 

【回答】
The employee must provide quality services to make the customer feel as(comfortable)as possible.

「従業員はお客様にできる限り快適に感じてもらうために、質の高いサービスを提供しなくてはいけない。」


新形式以前は、難易度が低い問題として認知されていた「as ~ as possible構文」。高校の英語の授業でも習っているので、覚えている人もいるだろう。

ところが、最近は少し変わってきている。解くのに時間がかかっている人が多い。
とにかく英文が長いのだ。まず主語が長くてわかりにくいことが多い。今回紹介した英文では「The employee」と記載したが、本番の試験では会社名やホテル名が使われるパターンもある。「UKT corporation established in 1980 by ~」といったように不要な情報が多く、数行にわたる英文が記載されているのだ。


as ~ as possible
この構文の意味は「可能な限り、~である」。
アズアズ構文と呼ばれ、大学受験においてもよく取り扱われる。丸暗記だと使い方がわからず混乱するので、英文を読む中で見かけるたびにこうやって使うのかとインプットしておくといい。
慣れると使いやすい。

「employee

 

単語の意味は「従業員」
この単語は高頻度で出題されるので、確実に覚えておきたい。
employerは「雇い主」であるので、「雇われ側」「雇い側」どちらであるか、頭の中で整理しておこう。PART6,7で大混乱することがないように。稀に敢えて混乱するような問題が出るので、気を付けておきたい。
誰から誰に向けたメールなのか、捉える癖をつけておこう。実際の仕事でも、身に付けておかなくてはいけないだろう。

 

quality services

単語の意味は「高品質のサービス」
qualityはどんな意味で、servicesはどんな意味で・・・といったように訳すのは時間の無駄である。まとまり捉えるスキルを身に付けよう。
この単語以外にも、まとまりで認識できる単語を増やし、読む速度を高めていこう。

「make 人 動作」

このmakeは使役動詞と呼ばれるものだ。「人に~させる」
高校時代から何度も習ってきたし、教科書にも載っているので正直、嫌になっている人もいると思う。(現に自分も嫌な思い出があるし、今もあまり好きには・・・)
ポイントとしては、人に「動作」させるので、人(目的語)のあとの「動詞」が英文全体の意味をとる上で重要になる。
今回は「feel」で「感じる」という意味だ。

以上、実際に出題された英文で学ぶ講義(6日目)「comfort」の記事となります。
今回紹介した英文は、TOEICだけではなく、至るところで見かける英文です。それだけ用途が多いのですが、理解しておくことで役に立ちます。
勉強のやり甲斐があると思いますので、今一度復習してみて下さい。