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【TOEIC取得後、海外業務に挑戦】多忙業務という苦境から得られるもの

【改定履歴】
①2018年12月31日 体裁修正 

苦境に立ち向かい、完全に負ける

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いよいよフランス出張まで、残り2日となった。ところが、順風満帆に事は進まず、苦境に立ち向かうことになっていた。机上の書類は、上の写真のようになっていた。メールも大量に蓄積していた。

一方、自宅の仕事のブログも、Twitterも更新できないほどの忙しさを経験した。朝早くに出社し、休む間もなく、昼飯を食べ、夜遅くまで仕事をする・・・こんな経験するなど、子供の頃は想像にもしていなかった。

中学、高校の頃は、そういうブラックな会社は今後、滅びていくだろうとも思っていた。

今日の記事では、理系の人間がTOEICを取得し、海外出張を掴んだ裏側を紹介したいと思う。(喘息がひどいので、記事を書いたら、すぐ寝ます。)

「自分の好きなことができない」

仕事が忙しいことよりも、自分にとってはこれが最大の苦痛であった。
ルーティンワークと出張準備が重なった上に、年末業務も加わるので、仕事量は倍増、いや3倍増くらいにはなっていた。次第に、会社での休憩時間も無くなった。残業時間も大幅に増加することになった。

事務仕事と言えば、現代社会ではパソコンを使用するのが主流であろう。チェックする際には、紙で出力し、チェックするといった会社がほとんどではなかろうか。

休憩時間が減って、仕事をする時間が増えると、どんな影響が身体に表れるか、自分は経験するまで知らなかった。

 

「多忙が身体に及ぼす影響」

朝7時過ぎに出勤し、ずっと集中し、夜22時に退社するような生活が2~3週間続くといった激務は、身体に影響を及ぼすことを知った。
(どこの会社でも忙しい時期はあり、ある程度の人数をかけて均等に仕事を進めるべきだと感じた)

最初の数日は、何も感じなかった。
気合いもあったし、フランス出張もあるので頑張ることができた。
ところが、徐々に身体に影響が表れ始める。

まず、「眼」
自分は、眼の疲れを感じるようになった。アイマスク等に癒してきたが、その癒す時間までも奪われ、「常に重い」と感じるようになった。目覚めた時には、痛みを感じるようにもなっていた。

次に、「気性」
普段では、怒ることではないことであっても、他人を咎めることが多くなった。さらには、相手の発言を、攻撃的なものだと認識することも増えた。
集中力、考察力、洞察力が物凄く向上し、相手の気持ちまでも読み、相手の間違っている部分が自分の邪魔になる場合には排除するように行動するようになった。
別の表現で言えば、感覚が鋭くなったともいえると思う。
ロウソクの火が消える寸前には、大きく燃え上がるのと同じようにも今は思える。
通常の能力以上を発揮し続けると、確かに潜在能力は引き出されるが、危険を伴うので、自己管理が重要だ。

ちなみに、ここまで体全体が重い、だるいといった症状はなく、頑張ることはできていた。むしろ、燃えていた。

次に来たのは、「発熱」
微熱(37℃台)が出て次第に、38℃を超えるようになった。気付いたのは頭痛が起こったからだ。仕事の効率は低下し、資料の作成、他者との調整も上手くいかないことが続くようになった。
 

最後は、「目眩」
39℃の熱が急に出たり、下がったりを繰り返していた。昼間は物凄い能力が向上していたと思う。しかし、帰宅すると、風呂にも入れず、布団に入って寝るようになった。そして、それは1週間も続かなかった。昼間帯に、発熱した際に、目眩がするようになったのを感じた。

ここで自分の限界を知った。
そして、多くのことに気付くことができた。
・急な頑張りなど、1ヶ月~2ヶ月程度しか続けられないこと
疲労が蓄積すると、ある日、突然、効率は低下する
・協力してもらうことで、生み出される付加価値がある
・完全に健康な状態での発想力と行動力の凄さ


一日、ペースを落とし、仕事を振り返るようにしてみた。他の人に頼んで助けてもらったりもした。その夜は温泉に行って、次の日は、午後から出勤にした。

そこから、ペースをいつも通りにして仕事をすることを心掛けたら、少しずつ体調が良くなった。

原因は、「過信」

 一番大変だった仕事は、出張のための資料作りだった。データを集める必要もあったし、論文も読む必要があった。ルーティンワークと重なり、マルチタスクになっていた。

「自分はトレーニングを続け、日本語であっても英語であっても、そこまで大差なく処理できるようになった」という過信があった。結果として、母国語であったとしても、大変な資料の作成・修正であることを見誤り、体調を崩した。過信は、「時に判断力を低下させる」ということを今後伝えていきたい。  

苦境の経験から得られたもの

多くのことを学んだわけだが、自分の能力というか、体力、精神力の限度を知ることができたことが一番の収穫であったと思う。色々な場面で応用していくことができるからだ。また、限界もさらに伸びたとも思っている。

また、知識面で言えば、英語と向き合うことができたこともあり、追い込まれはしたものの、英語力を伸ばすことができたのではないかと思う。

今後、仕事や何かプロジェクトで頑張っていく人に伝えたいこととしては、
「自分の身体が受けているダメージを把握しよう」
「体調をもコントロールできてこそ、いい価値を生み出すことができる」
「時には、助けを呼ぶこともいい経験値になる」

自分は今回失敗しかけましたが、失敗をしたからこそ、発見があったので、
挑戦するという意気込みも大切だということを最後に書いておきます。