スコアアップ体験談(自分)(長期停滞600点から690点)
体験談(自分長期停滞編)
大学に進学し、スポーツや英語以外の勉強もしていたこともあり、TOEICの勉強や試験を受けず、2年が過ぎた。その間、工業英語の何級か忘れたが、取得した。
大学三年になり、就職活動が冬に始まることを知った。さらに、夏の終わり頃には、インターンシップと言われる、いわば「入社への有利な一歩目となる活動」が既に行われていたことを知って、泣きそうになった。
TOEICのスコアも大学入学前に取得していた「600点」のままであった。4年近い月日が流れ、TOEIC業界は、スマートフォン、ブログ、twitterの普及も相まって、多くの情報が公開され、TOEIC高得点者も多く現れていた。
TOEIC「600点」のままでは、履歴書に書くには、少し弱い・・・そう感じていた。現に大学名も弱いので、とても不安であった。
今でこそ、面接において、素直な気持ちで自分の考えをわかりやすく伝えることの方がよほど大切だということはわかるが、当時は目に見える武器を持っていないことが不安だった。
模試3回、6ヶ月の期間、スコアは停滞することになる。
その理由についても、書いていく。
TOEICスコア600点から690点
概要
・TOEIC600点⇒690点
(Lパート340点⇒400点)
(Rパート260点⇒290点)
・使用教材⇒①昔と同じ問題集(400点から600点の時に使用)
大学三年生の夏の終わりから勉強をスタート。4年も前の問題集であったので、また使えると思い、勉強をスタート。実際、ほとんど答えを忘れていたので、普通に間違えていた。以前、行ってスコアが伸びた「Lパートの音源を聞きながら、スクリプトを見る勉強」も実施。
①1回目の試験
600点付近の点数だった。能力は維持できていると安心をしたが、もっと取れていると正直思った。
勉強時間をもっと増やそうと考えた。毎日1時間を確保した。
今までスコアを伸ばしてきた勉強方法は変えず、模試を解いては解説を見て、ノートにまとめていた。
さらに、2回目の試験に備え、Rパートの音読を始めた。
②2回目の試験
またも600点付近だった。
何かの間違いだと心から思った。
これ以上、何を勉強すればいいのかわからなくなってしまった。
インターネットで検索し、1ヶ月で900点取れるサイトも見始め、いよいよ混乱し始めた。このサイトは、数年後、多くの批判が殺到し、閉鎖された。(自分は、根性論が横行し、勢いのあるブログだったので、好きだった。)
紆余曲折の末、
訳がわからなくなり、まず試験の振り返りをした。
最新のTOEIC問題集を購入した。
自分の間違う問題を分析し、間違う問題だけを勉強した。また、TOEIC試験自体の分析も行い、PART毎どういう構成で作られているかまで研究した。
結論、PART7の後半は解けるようにはならないという判断をし、他のPARTを勉強することに専念した。
・リスニングのスクリプトが簡単だということに気が付いたので、特に勉強した。
・PART5を集中的に学習(この当時のPART5は簡単であった)
3回目の試験は、履歴書提出までの最後の試験である。
③3回目の試験
結果、690点。
そこまで、TOEICという試験は甘くなかった。
履歴書には、TOEIC690点と記載した。(嘘を書いて、内定を辞退することとなった先輩もいた。(某携帯会社))
2回目の試験が終わってから3回目の試験まで時間が少ないのもあって、スコア自体の伸びが少なったが、力がついてきた実感があった。
Lパートが「340点」から「400点」に大きく上昇していたことからも、正しい感覚であろう。PART2を聞き逃すことが少なくなった。
実施した対策
・最新の模試を購入
・Lパートの音源を、スクリプトを見ながら聞く
・Rパートの音読
・PART7の後半の勉強を辞める
「毎日、Lパートの音源を、スクリプトを見ながら聞く」という勉強は、有効な勉強方法だとわかった。また、最新の問題集の解説は、とても丁寧で文法や単語を整理してくれていたので、トレンドだけではなく、復習しやすかった。
一方、Rパートの音読みは、効果が出にくいことを当時感じていた。やはり、今考えても、その通りで、闇雲な学習では効果が出にくい。ただ読むだけになりやすいためだ。
スコアが上がった要因
「試験の特徴を掴み、高難易度問題を捨てた」
「聞こえる音と目で見る英文の繋がりが、非常に多くなってきた」
TOEIC600点の時との一番の違いは、リスニングで聞き取ることができる英文量が増えたことである。必然的に正答数も増えた。特にPART2が解けるようになった。短い質問と回答という問題形式であるからと考えられる。
【参考情報】
同じ問題集を何度も解くという勉強方法には、注意事項を添えて欲しかったです。
出来る問題を何度も解いても、スコアアップに効果はない。
だって、和訳どころか答えも覚えてるじゃん。
・・・当たり前だった。学校の試験と違い、TOEICの試験範囲は毎回違うし、同じ問題は出ないどころか、ひっかけも存在するのである。
以上が、「スコアアップ体験談(自分)(長期停滞600点から690点)」となります。Lパートの音源を、スクリプトを見ながら聞く」という勉強は、有効な勉強方法だとわかりました。Lパート400点までは、この勉強法で十分だと思います。Rパートは、闇雲に音読するのはやめた方がいいです。効果が薄いためです。
次の記事も、自分の体験談です。
「690点から800点の飛躍」という記事になります。会社内での闇で潰れそうになりながらも、TOEICをきっかけに社内転職に成功し、抜け出すことに成功します。